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 就職・転職 Q&A 付けるとよい提案書やカバーレターとは?

 
Q15.付けると効果的という提案書やカバーレターとは?

A.自分が入社後にできる仕事の提案書や、相手企業ごとに志望動機、アピールポイント、提案を記載するカバーレターを積極的に作って出した方が有利です。

 たとえば博士課程修了者、ポスドクのように、企業勤務の経験がないため求人需要が少なく不利な方々がおられます。
 それでも、人によっては企業で総合力を発揮して貢献できます。そうした潜在能力や意欲を示すためにも、優秀な頭脳を駆使して志望先企業向けの提案を書面にすることは、とても効果的です。

「入社後、私は、今まで身につけたこれこれの技術を応用し、これこれの仕事をこのような発想で行って、その結果御社の○○事業にこう貢献できると考えております。」
というような企画、抱負、提案を提案書にして、職務経歴書に添付します。カラースライドにしたり図表を入れてもいいでしょう。

 または、志望動機、自分のアピールポイントとなる能力と、上記のような提案を、ひとつのセットにして、志望先宛の1〜2ページものにして、職務経歴書の表紙のように添付しても結構です。これがカバーレターです。
 カバーレターはコピーで何社にでも使い回せるものではありません。相手先企業ごとにそれぞれ志望動機やアピールポイントや提案を一生懸命考えて書くものです。

 たとえば応募者の誇りは○○技術に関する研究成果であるとしましょう。
「御社の現行製品□□は、××技術によって製造なさっていると存じますが、私が身につけた最新○○技術の改良研究を2人ほどのチームで行って適用がうまくいけば、従来技術と同等品質でコスト半分の製品が、2、3年で開発できる可能性がありますのでご提案致します」
 このような提案は、中身が伴っていれば、企業にとって価値が大きいもので、人の採用の動機にもなってきます。

 こうした提案書あるいはカバーレターを受け取った企業側は、
「あっ、この人はこういうことを提案してくれる人か!!」
と真剣に受け止めてくれます。さらには、
「この発想だったら当社の研究開発のここでやらせると事業展開に役立つかな」
と、入社後のことも含めて具体的に検討しやすくなりますから、より有利になるでしょう。

 特に効果的と思われるのは博士課程修了者、ポスドクの方です。優秀なのに、世間からは(誤解も含めて)
「現場を知らないでプライドと年齢は高く、協調性やコミュニケーション能力に欠けるので、戦力になりにくい」
などと思い込まれている面があります。そこで、志望先が惚れ惚れしてくれるような、謙虚かつ前向きな提案書を出して、そんな誤解を解くといいと思います。

 もちろん企業は、現在進行中の研究内容や事業内容を詳しくは公開していません。ですから、事前にいくらネットなどで調査しても、提案が的外れになってしまうことはあります。話してみたら、
「いやうちは××技術だけでなく○○技術の研究もはじめているよ」
となるかもしれません。
 でもそれは止むを得ないことと相手も知っていますから特に問題ありません。想像を入れてでも、最大限具体的な提案にまとめましょう。

 ひとつ気をつけたいのは、志望企業への提案の中で現状の問題点をどのように記載するかです。
 ソニーはさすがに意識が高く、現状のここが問題だとはっきり否定して提案してくる人を好む傾向が割とあります。でも、そういう会社は少数です。

 たとえばあなたが経営しているベンチャー企業に応募してきた人が、以下のように書いてきたと想像してみてください。
「御社の財務状況の転落ぶりは恥ずべき状態と言わねばなるまい。
 小生の分析するところ、御社の凋落の根本原因は、次の2点である。
 まず研究陣の弱体。小生がちょっと調査してみても、御社は論文発表・研究会活動・(大学等との)共同研究が皆無である。この状況を鑑みると、御社は他社の最新技術の把握も不十分であり他社の凌駕など望むべくもないことは自明である。競争意識および向上意識の低さは嘆かわしい。
 さらにもう1点は、経営者が目先の営利の追求に囚われて先行投資しないことである。もっと優秀で意識の高い人間を高給で入れて、米国留学も自由にさせながら最先端の世界的研究をさせるという、他社では当たり前の重点投資を、御社が長年怠ったツケが回ってきたこと。以上2点に尽きるのである。」
 まあこれは極端な創作であって、たとえソニーでも呆れるでしょうが……。
 いずれにせよ、今の会社の人達の気分を害するような強い批判や否定の調子になると、採用にマイナスになることもあります。

 自分の実績と、提案とは、両方ウリになります。
 そうではあっても、実績がないと提案の説得力はあまりありません
 客観的に評価できる実績があって、それにプラスアルファで実現性が想像できるような程度の提案でないと、飛躍があると思われてしまうでしょう。
 実力とバランスのとれた提案をすることです。

 大手の人材エージェント会社のコンサルタントの多くは、提案書やカバーレターのようなオプションは不要と言うかもしれません。
 けれども、トランスサイエンス・キャリアは、丁寧な個別対応を心掛けております。積極的に提案・自己PRの資料を揃えるられる方は推薦しやすく、喜んでご協力さしあげております。

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