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A.能力を正しく自己認識していることで、転職の成功率が高くなります。
たとえば能力10の人が、自分で5だと謙虚に思っているのはまあいいです。
でも、20だと思い込んでいて、仮に20の仕事を引き受けたら、絶対失敗しますね。
自己認識と能力の差が大きすぎると、約束を守れなかったということで会社の中での信頼を失い、昇進もできません。
転職でいいますと、入社だけはできたけれど、そのあと実績が出せません。
他の人から見て実は能力は悪くないかもしれないのに、最初から高い約束をしてしまうから、できなかったことになってしまいます。
こうなると紹介した私たちも、肩身が狭くなってしまうでしょう。
そう考えると、自己を過大評価している人は紹介しにくい面があります。
いちばんいいのは、自分が10と正しく認識している人です。
それを11とか12に多少オーパーアピールして、チャンスを掴むわけです。
これなら頑張れば達成できて、10だった能力が12に上がります。
会社組織の中では約束を守れたことになります。
「12の仕事します」
といって果たせのなら、次は14の仕事のチャンスがもらえるかもしれません。
これを繰り返していけば、報酬も立場も信頼も、全部上がっていきます。
5だと思っている謙虚な方を、
「いやー、あなたでしたら、こんなことできるんじゃないですか」
と10に引き上げてさしあげることだったら、お互い気持ちよくできます。
ただ、謙虚だけど自信のない人、というのはいけません。自分の中で「これだけは」という自信をもたないと、会社に入っても積極的に仕事をできないものです。
一方、自分は15と自惚れている人に
「あなたは10じゃないですか」
などと申し上げたり、いきなり10に見合った案件をお見せすると、
「そんな年収はないだろう。なんだコイツは、俺のこと分かってくれないのか」
とか、
「自分のことをそんな位にしか思ってくれていないのか」
となりますから、エージェントと個人という付き合いを楽しくできないわけです。
信頼関係があれば普通は一緒に再検討してくださるのですが、中には怒ってしまう人も、100人に1人くらい現実におられます。
それでも、
「えー!?」
などと軽く言って気付かせてあげたり、時間をかけて案件に一緒に当たって自己能力を認識していただいたり努めます。
そのかたの人生のためと真剣に思えばこそ、トランスサイエンス・キャリアのエージェント達は試行錯誤しております。
人間、間違うこともございますが、情報を十分くださって、助言を虚心に参考にしてくださればありがたく存じます。
あと稀に、私たちとお会いしたときに猫をかぶっていて、10と自己認識しているのに15と思わされてしまうケース。私たちが
「この人は大丈夫、15です」
と推薦して、企業も間に受けてしまうと、雇ったあとで私たちが、
「なんだ、嘘つき! 10だったよ!」
と怒られてしまいます。また、そのような人はなかなか入社後も成功にくいものです。
気付かなかった私たちも心苦しいですが、責任は入社までですからこれは仕方ありません。とはいうものの、やはりそういう方をご縁結びするのは気が引けます。
ですので、お会いしたときに、背伸びもせず縮こまりもせず、ありのままのご自分を出すようになさってください。
この際ぜひ、自分の能力を、会社への貢献度や研究成果、知見の増加、部下の育成状況などから、なるべく客観的に見直しましょう。そして自分の“10”を認識しましょう。
この10をいかに12位に見せてチャンスを掴み自分もパワーアップするかが、就職成功の秘訣ですよ。
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